たまに「あれ、俺ってどんな人間だっけ?」とざっくりした疑問が頭をいっぱいにする。小学校の時は勉強もしないでとにかく遊びまくってた明るいデブ。同時にTOKIOの松岡くんに憧れを持った。中学の時はI’llというバスケ漫画の主人公、立花茜に感銘を打たれバスケをしながら立花茜の真似ばっかりして皆に愛想つかされて周りから友達がいなくなった。簡単に、人は人から離れていくことが出来るんだな。と悲しくなった。同時に信じることをやめてしまうのも簡単だなと自分を残念な人間だなと思った。そんな時にELLEGARDENの「右手」に出会って余計なことを考えなくなって救われて。高校は男子校。部活サボってバンドの練習をした帰りに部活の先輩にばれて呼び出されてボコボコ。理不尽パンチを食らうたびサボった俺が悪いと飲み込む。全部嫌になったけど、ドラムを叩いたらみんなが笑ってくれたから音楽は離したくなかった。そっから心から笑える事を思い出した。
たいして波乱万丈でもない若かった時のこんな記憶はいつも夏に入る前に起こった時だったな。
こんな事を書いているのも夏が近づいているから。そのせいにしちゃお。